2014年6月27日金曜日

グラスロッド グリップ交換

ウエダのスーパーパルサーです。グリップ、リールシートの交換をします。

リールシートは加熱すればエポキシが緩くなりますが、グラスロッドは焦がしてしまうと強度がなくなってしまうので、少し加熱してはシートを左右に揺すり、また加熱して、を繰り返して時間をかけて取り外します。

コルクはペンチで摘まんで取り除き軽くペーパーで整えます。ブランクにキズが付かないように接着剤は完全に取りません。

新しく取り付けるグリップとリールシートの全長は、元のよりも2センチ短く、グリップ先端のチェックの位置を下へずらす必要があります。ウエダのチェックはゴム製のOリングで取り外しは簡単。スレッドを取ってフックキーパーも外し、この部分はきれいに耐水ペーパーで慣らしてから塗装をします。

今回一番の問題はリールシート下のブランクが11ミリあって、ご希望のフィンガーネイルの11ミリ穴ウッドフィラーを作れるかどうか、ウッドの厚みがないとルーター加工で割れることが多いからです。ダメならフィンガーネイル加工をせずに、ポケット付きのキャップアンドリングを使う手があります。