フェルール前後は正5角に変化していますので、通常のメタルフェルールを使います。
2015年7月31日金曜日
2015年7月30日木曜日
2015年7月29日水曜日
コルクリールシート②
エンドキャップのサイズを少し大きめにしました。
エンドキャップを作る材料(黒檀とコルク)が19ミリなので、通常はフィラーを細めに作りますが、今回はグラスロッド用にセンター穴を大きくしていますのでフィラーを細くしなかったのでバランスが悪かったですね。
2015年7月28日火曜日
2015年7月27日月曜日
メノウストリッピング 厚リング
クラシックタイプの分厚いメノウリングを入手しましたので、ストリッピングガイドを作ってみました(右2個)。左のスネークブランド#9#10よりだいぶ大きく、#12ぐらいの大きさですので中、高番手向きです。
2015年7月25日土曜日
703 テスト
師匠にテストをお願いしていたロッドが帰ってきました。
ミドルが弱いとのことで、テーパーを同じにしても何故アクション(強さ)が違ってしまうのか。それは、オービスのインプリとそうでない竹の違いと考えて良いだろう、師匠の言葉に納得しました。
これまで私は、インプリはメンテナンスフリー(防水)のためと思っていましたがそれはあくまでも副産物で、本当の目的は、密度の高い竹を安く安定して得られる方法ではないかということです。
そういえば数年前、カンナの刃がすぐにダメになる竹がありました。実はそんな硬い竹を使って大きなニジマス用の柔らかいロッドを作ると、腰があって魚が楽に早く寄ってくるロッドになるそうです。しかし、そのような硬い竹は数が非常に少ないし、手に入れたとしても完成したロッドが非常に高価になってしまいます。そこで、竹の繊維に樹脂を含浸させ焼き入れることで、普通クラスの竹を特上竹に変身させ安くて良いロッドを作る、ジョーダンはそう考えたに違いありません。
ところで、今回のテーパーはストレートより中央の凹んだ逆への字型。振ると柔らかく感じるけれど、魚を掛けると腰があって強い、とここまで書いて皆さん、何か思い当たりませんか。
そう、ストレートテーパーの4角ロッドと性質が似ている、と思ったのです。
初めて4角を何時ものセミパラで作った時、強いなと感じて、エドワーズのテーパーがなぜ凹んでいるのかだいたい想像がつきました。パラボリックテーパーで4角は強すぎるんです。しかし、今回は4角ではなくインプリの話題です。ところが、この二つ、共通点があるんです。
どういうことかというと、4角の1片は90度側が内側を向いた二等辺三角形ですね。これ削ってみると分かりますが、60度なんかに比べてペラペラ、薄いんです。表皮に違い部分を多く使っている、つまり4角は竹繊維の密度が高い、これはインプリの目的と同じですね。
4角が強いのは形状だけでなく、密度にもあるかもしれないということです。
さて、そう考えてくると、竹繊維の密度を高める工夫として、インプリだけでなく、ダブルあるいはトリプルビルド、スチールセンター、また、例えばホローの空間部分にガラスやグラファイト繊維を挿入して樹脂で固める、スチールセンターをカーボンで、等色々考え付きます。
とりあえず設備のいらないダブルビルドあたりからやってみたら少しは分かるかもしれません。
来春、箒川にテストロッドを持参して、大物とやり取りできるよう頑張ります。
2015年7月24日金曜日
2015年7月23日木曜日
2015年7月22日水曜日
5角と扁平5角
今回は扁平5角とそれより5インチ長い通常5角で、同じ#8で同じアクションを目指して作っています。長い方は太くなるのでそれなりに重さも増しますが、そこはホローを駆使してなんとかやってみています。画像は両バットの同じ位置になります。
79-80 アップロック、リング&リング兼用リールシート
スネークウッドの塗装も終わりリングを作りました。アップロック使用時は下のリングが遊んでしまいますので、コルクをシートエンドのフィラー側へ取り付けて、はめ込むようにしています。これでよろしければ接着します。
2015年7月20日月曜日
79-80 グリップ、リールシート
先の尖ったウジニッキタイプとスネークウッドフィラーのアップロック、リング&リング兼用リールシート、仮合わせです。フィラーはまだ切っていませんが、10ミリ程度短くしようと思います。フィラーのフィンガーネイル加工は終わって、塗装がまだです。
先端を修正しました。
2015年7月19日日曜日
2015年7月18日土曜日
2015年7月17日金曜日
2015年7月16日木曜日
良型2匹
今シーズンは初めての4角真竹(竹虎)5pcにて、良型の2匹をご報告です。
たいへん柔らかいロッドで、よく曲がって面白いと添えていただきました。
美しいパーフェクトなスタイルの魚ですね。
いつもありがとうございます。
竹フェルール修理
スリーピースのトップ側が抜けなくなって、いろんなことをしてみていただいても、全然ぬけないということで、修理のご依頼です。ロッドをお送りいただくのに長いままではケースに収まらないので、竹フェルールの角の巻き糸を削り切って抜く方法をお願いしました。
この方法は糸を巻き直すだけで済みますので、非常時には使えます。
今回はオスをエポキシでコーティングして、吸水による膨張を防ぎます。メスは摺り合わせの都合と滑りによる抜けを防ぐため、これまで通り亜麻仁油の含浸のみにします。
メノウストリッピング
メノウのストリッピングガイド、なんとも魅力的です。
この2つはスネークブランドですが、優雅なルックスが最高です。
最近は国内で在庫が少ないようで、メノウ独特の縞模様のはほとんどないようです。
そこでアメリカから直接取り寄せることにしました。スネークブランドではありませんが、たいへん美しいハンドメイドストリッピングガイドですので、うまく届きましたらご紹介いたします。
2015年7月15日水曜日
2015年7月14日火曜日
2015年7月13日月曜日
2015年7月12日日曜日
2015年7月11日土曜日
追加ティップ、バット
ストア掲載の追加ティップ、バットはどういうものかお問い合わせをいただいておりますのでご説明を。
追加ティップ
①同じテーパー 長さで通常のミラー2tip
②テーパーを変えて、ディファレント2tip ウエット&ドライ等
③長さ、テーパーを変えて、例えば 長い#3 短い#4
追加バット
④テーパーを変えて、アクションを変化
⑤長さ、テーパーを変えて。
③ー⑤の組み合わせをすると、例えば73 70 69 で70は2タイプ、合計4タイプのロッドが可能です。全ての組み合わせで気に入ったアクションということはないかもしれませんが、長い#3 短い#4 等、異なる2竿+αとしてお使いになれると思います。ティップ、バット、それぞれ3インチ程度の差ぐらいまでがちょうど良いでしょう。5pcよりは4pc、3pcと繋ぎ数が少ないほど無理なく変化できます。
2015年7月10日金曜日
2015年7月9日木曜日
5角8 1/2 in お箸 完成
焼き色を1面だけ付けてシンプルなデザインです。
アルミのティップは耐食、強度のある5052を使っています。
チーク材の交換用に竹のティップも用意しました。フェルールのオスを少し加熱すると抜けますので、熱いうちに竹ティップに差し込んで接着します。
もう少し乾燥させてから発送いたします。
2015年7月8日水曜日
扁平5角 荒削り
扁平5角ロッド、前作は竹フェルールでしたのでフェルールの前後を正5角に変化させるという複雑なことをやりました。今回はメタルフェルール仕様なので扁平のままでフェルールの裾を変形させる手法(4角ロッドのように)を取りたいと思います。荒削り途中です。
プロト703 テスト
703 セブンスリーモディファイテーパー、昨日、とあるところへ向けて旅立ちました。
「デカいの掛けちゃっていいの?」「折れても大丈夫ですから」
果たしてどんな判定になるでしょうか。
ロッドの評価は自分で判断するのは難しく、過大過小どちらもロッドにとってプラスにはなりません。信頼できる方にお任せする、これがいちばんだと思います。