2015年7月16日木曜日

竹フェルール修理

スリーピースのトップ側が抜けなくなって、いろんなことをしてみていただいても、全然ぬけないということで、修理のご依頼です。ロッドをお送りいただくのに長いままではケースに収まらないので、竹フェルールの角の巻き糸を削り切って抜く方法をお願いしました。
この方法は糸を巻き直すだけで済みますので、非常時には使えます。

今回はオスをエポキシでコーティングして、吸水による膨張を防ぎます。メスは摺り合わせの都合と滑りによる抜けを防ぐため、これまで通り亜麻仁油の含浸のみにします。