これがスリーピースのバットになります。ミドルでさらに扁平率を上げて、ティップは楕円、オーバルにしようか検討中です。
バリゴンは耳障りが良くないとご指摘をいただきました。ダブルフラット、ジャム、とか音楽用語が思いつきますが、そのうちに考えましょう。
さて皆様、今年一年たいへんお世話になりました。
来る年も皆様方にとって良い年でありますようお祈り申し上げます。
これがスリーピースのバットになります。ミドルでさらに扁平率を上げて、ティップは楕円、オーバルにしようか検討中です。
バリゴンは耳障りが良くないとご指摘をいただきました。ダブルフラット、ジャム、とか音楽用語が思いつきますが、そのうちに考えましょう。
さて皆様、今年一年たいへんお世話になりました。
来る年も皆様方にとって良い年でありますようお祈り申し上げます。
まず、上の2面です。
途中まで割ってから、少し加熱して捻り、上面が合うように真ん中を削り、接着剤を細部まで擦り込んで、締め付けて硬化を待ちます。
名前を考えました。変化する多面体bariable polygon 、略してbarigon バリゴン イマイチかなぁ。
今年やり残したことは、これでした。正月の間に色々やってみようかと思います。
底辺は良いとして、側面は捻れが必要、上面はフラットから三角形へと変化、残留応力の問題、ややこしいんですが。
テーマは、ロッドの振動を減衰させる形状と内部応力の変化、です。
黒に白い縞のメノウリングが粋な感じですが、フレームのブラックバージョンがないので、黒染めすることにしました。問題になるのはメノウリングと枠のニッケルの隙間に黒染めの酸が入り込んで腐食の原因になることです。そこでメノウと枠の隙間に塗料を染み込ませてから黒染めです。まずは塗料を塗りました。明日か明後日にはハリキフェルールも届きます。
とあるロッドのブランクです。良く見るとトンキンのファイバーが蛇行しているのが分かります。一昔前ですと、マシンカットで大雑把に作った証しという見方でした。しかし、熱を加えずに曲がっている竹をそのまま真っ直ぐに切って(割くのではなく)削るのは、竹の繊維を傷めることなく耐久性を損なわない、なるほど説得力があります。
また、このブランクの色はオーブンによる焼き入れによるのではなく、アンモニアガス染色という手法なのだそうです。竹を高温にするのを避け、尚且つ濃い色のブランクにするには良い方法なのでしょうね。
今のところ私個人としては、低番手ロッドでティップ先端から30センチ程度までは加熱し過ぎない方が良いと思いますが、それ以外は軽くて張りのあるロッド(特にホロービルド)には適度な加熱が良いと考えます。また、ノードレスのマルチピースロッドで色の薄いブランクは加熱が少ない(非加熱も可能)ので、加熱や節の処理に疑問をお持ちの方は一考の余地があると思います。
上は節のみを加熱して曲がり直しをしたもの。下は全く加熱していないもの。
一緒に曲げて割と早く上がピシッと音を立てて折れました。下はまだ余裕があり、かなり曲げてから繊維の一部が切れました。
これをみると、加熱した部分ではなく、加熱と非加熱の境目が折れたことがわかります。実際加熱している節はこの状態でも直線を保っています。要するに均一に加熱していないと弱い部分に負荷が集中して折れる、そんな結果になりました。
リバースドハーフウエルのスケルトンでどうでしょう。削っていたら自然とこの形になりました。
握った感覚はちょっと異次元です。ベンチレーションの効果はかなりありそうです。まだ接着していないので、変更できます。