タイトルバックの画像は1999年6月、阿寒湖での師匠のキャスティングです。ブログに貼ったらこの時一緒に行った仲間から、水の冷たさまで伝わってきたとメールをもらいました。初めて行った北海道で、ネオプレーンのウエーダーを持ってなくて、普通のゴアで腰まで立ち込んだら歯がガチガチ鳴って釣りにならず、遠くでキャストを繰り返す師匠をじっと見ていました。
スキャナーが古いのと手ブレでモヤモヤした画像ですが、ナローループの見本ですね。ただただ見とれていました。フォルスキャストは良くてもシュートがうまく行かないという方が多いですが、シュートでもロッドがこの位置です。ループの先端が少し上向きで、空気に乗っかりながらラインが伸びていきます。これはキャスティングのデモなんかでなく、実釣でフライを付けてこのループです。天才的ということは勿論ですが、掌にできた物凄いフライロッドだこが並みの練習ではない事を物語っています。