2015年8月31日月曜日

黒竹 エクストラショートフェルール

必要かつ最小限の長さにしています。ブランクの差し込みが浅いのでフェルールピンで抜けないようにします。

848 898 塗装

扁平848は塗装が終わりました。リールシートを取り付けて出来上がりです。
898はレモンイエローのトリミングにプリザーバーを2回塗布しました。後は上塗り2回を残すのみです。

2015年8月30日日曜日

そろそろ終盤へ

アマゴ(31cm)とイワナの画像を送ってくださいました。
今シーズン尺が出た方、まだの方、頑張って行きましょう!
いつもありがとうございます。

プロトタイプ664 flea テーパー ダブルビルド キャスティングテスト

前の703とは違って、これは普通に投げられました。細いベナベナテーパーなのにベナベナ感がなく、バックキャストからフォワードキャストに移ってすぐ、ほんの少しフニャっとしたかなという感じはしますが、そのまま振ってもテイリングは起こらずそのままラインをらくらくと持って行ってくれます。決して硬いのではなく、柔らかい部類ですが、しっかりと腰があります。

竹繊維の密度を上げる方法としてダブルビルドという手法を使い、細身のブランクでもダブルビルドは有効だと分かりました。

ガイドはゴールドの糸を巻いています。まだ塗装をしていないので他の色にも交換可能です。一応このままの状態でストアへ出してみます。

898 トリミング

レモンイエローのトリミングで雰囲気が変わりました。

2015年8月29日土曜日

898 トリミング

アイボリーとレモンイエローを巻いてみました。

5角898 扁平5角848 塗装

同じ竹の言わば兄弟ロッドですが、形と色でこれだけ変わります。

2015年8月28日金曜日

848 ガイド取り付け

グランジャーグリーンの糸はとても細いので、赤のトリミングには糸の3本縒りを解いてその中の1本だけを使って巻きました。次は塗装です。

プロトタイプ 6ft6in#4/5 ダブルビルド

オイルフィニッシュもそろそろ良い感じになってきましたので次に進みます。

やっぱりオービス似としては、シルバーのガイドに初期カラー ゴールドのラッピング、フェルールは黒染め、グリップはスーパーファインに巻き上げ、リングタイプのフックキーパー、コルクのリングアンドリングリールシートにはアルミ全クロスナーリング、アルミエンドキャップ。このような仕様を考えています。

2015年8月27日木曜日

トラウトマンロッド20周年クイズ

お忘れかもしれませんが、まだクイズやっています。

賞品の竹竿は、多分売れない493 one ounce(ストアに出ております)にしました。
アメリカではバンブーロッドで1オンスロッドというのは特別な存在(こういうのも作れるぞ的な)で、実際釣りで使えるかは別として、アンティーク市場ではたいへんな高値になっています。昔、1万ドルもするレナードのワンオンスロッドを見せていただいたことがあります。

トラウトマンロッドのワンオンスロッドは価値はありませんが、実釣可能ですので、当選者の方には何がしかの魚を釣ってみていただきたいと思います。



さて、問題です。トラウトマンロッドは今年、販売を始めてから何周年になるでしょうか。
20周年は製作開始からです。昔の受注ファイルが出てきましたので、その最初の方の受注日を初めとします。まぁ、ほとんどカンでお答えください。

答えをメール等でお送りください。ハンドルネームで構いません。
応募者複数の場合は抽選を行いまして、当選者一名の方には、5角4ft9in#3 one ounce を差し上げます。当選者の方だけ宛先を伺います。
応募期間は日本時間、8月31日、月曜日真夜中まで。発表は9月1日です。
kmiyazaki@troutmanrod.sakura.ne.jp
まで宜しくお願いいたします。

ティップ折れ③

フェルールの取り付けも終わり、スレッドの塗装をしています。ビンテージロッドの場合、スレッドの色でぴったり合わせることは難しく、塗料に少し色を入れることで合わせていきます。

848 ガイド取り付け

グランジャーグリーンに赤のトリミングが入ります。

プロト 真竹713 完成

ハードケースが出来上がり次第発送いたします。

2015年8月26日水曜日

ティップ折れ②

フェルールピンの位置に合わせてブランクに穴を開けました。接着します。

ビンテージロッドには必ずと言って良いほどフェルールにピンを取り付けて抜けないようにしています。接着剤が進化した現代では必ずしも必要ではないかもしれませんが、トラウトマンロッドでは、メスには出来るだけピンを入れるようにしています。

お箸 細 アルミティップ

持ち手側は塗装が終わりました。長めのアルミティップは焼き肉用。もう一つ木製のティップを作って完成です。

ティップ折れ 修理

ティップとは言ってもフェルール部分で折れた修理です。

フェルールのちょうど根元でポキリと折れています。

フェルールは再利用しますので、フェルールピンを抜いてフェルール内部に残った竹をドリルとニードルを使って丁寧に掻きだします。

フェルールに入る部分を作り直して接着です。ブランクが1インチ程度短くなりました。

フェルール黒染め

今回、勘合部分も全て黒染めにしています。

898 ガイド取り付け

糸の色をあれこれ考えて、このような色になりました。塗装すると茶色に近くなります。メノウストリッピングのコーヒー色も糸と良く合うようになります。

2015年8月25日火曜日

フィラー

カーリーメープルフィラーを赤っぽく染めています。

2015年8月24日月曜日

848 898 リールシート

友人のハーディーをお借りして装着してみたところ、少し掛かりが浅く、作り直しています。リテーナー部分のコルクは楕円形になりますがリールはしっかりと止まります。

2015年8月23日日曜日

プロト flea オイルフィニッシュ

オイル塗布を始めて数日経ちますが、エポキシの簡易含浸が効いているのか、節からのオイルの吸い込みが少ないようです。もう一週間程度続けます。

2015年8月22日土曜日

お箸 細③

防水性を考えるとジョイントの真鍮棒は持ち手側に固定して一緒に塗装してしまうのが良いような気がします。

898 848 グリップ リールシート

バランスを見ています。

2015年8月21日金曜日

扁平5角 グリップ リールシート

フィラーの穴を楕円に開けてブランクに差し込みバランスを見ています。

アーチ型ストリッピング

左のノーマルから最大右ぐらいまで、ワイヤーの長さと太さでストリッピングのロッドに対する柔らかさを調節できます。

メノウストリッピングは近々、お試し価格にて販売いたします。

天然メノウかとのお問い合わせをいただきました。ブラジル産の天然メノウで濃い赤から少し薄いオレンジまで、一つ一つ微妙に濃さが違います。今回は色、サイズ共にこれのみ(#8)の入荷です。

ACORN 二つ目

フリーハンドですから全く同じにはなりませんが、割と良く似ています。

プロト fleaテーパー

繋いでみると前回703のようなベナベナ感はなく、張りのあるミディアムから幾分パラボリックのようなアクションになっています。ダブルビルドとさらにだめ押しで、エポキシを塗布した後にヒートガンで加熱して粘度を下げると共に、竹内部の空気を熱膨張で押し出してエポキシで置換する簡易含浸を施しました。

ダブルビルドは低番手ではあまり使わない手法でしょうが、意外にも効果的だということがわかりました。

まだガイドも取り付けていませんが、#4の感じがします。

オイルフィニッシュにしようと思います。


2015年8月20日木曜日

メノウストリッピング

ニッケルシルバーフレームですので黒染めも可能。石枠に丸みを付けています。

赤メノウ

メノウリングが入荷しました。私のイメージ通り少し厚めになっています。これを使ってストリッピングガイドを作ります。

2015年8月19日水曜日

プロトタイプ ダブルビルド フリー

バット全体とティップの1/3がダブルビルドになっています。それより先端側はダブルにする必要はないような気がします。
テーパーはオービスのフリー(flea)6ft6in#5、ヤングがmidgeなら俺はfleaだと言ったかはわかりませんが、友人だったそうですからそんな会話もあったでしょう。

ミッジのパラボリックに対して、フリーのテーパーはストレートよりさらに中央が凹んだベナベナ形でグリップにかけて太く強くなっています。オービスはこれをフェノール含浸焼き入れで硬くして、柔らかめのパラボリックアクションにまでしていますが、ダブルビルドではどうなるでしょうか。


お箸 細②

細身で頭を丸くしています。巻き糸の色を検討中です。

2015年8月18日火曜日

夏休みの実験

竹の導管は途中節があっても繋がっているのでしょうか。用意したものは、節のある竹、注射器、ゴム管、コップに水。


まずは空気だけ送り込んでみました。すぐに泡がジュワーっと出てきます。

続いて水を送り込むと、かなりの抵抗がありますが、節の部分からポタポタ出てきます。

更に押し込むと、端からもポタポタと垂れてきました。

植物ですから下から上まで繋がっているのは当たり前ですね。それにしても空気はいとも簡単に出てきますので、木口の防湿対策は重要で、フェルールのモイスチャーキャップ、トップガイドのパイプ部分、バットエンドのキャップ等、長年の知恵という感じがします。それから面白いのは側面からはほとんどというか全く水は出ません。後で触ってみて湿気ている程度です。


以上、インプリの方法を考える実験でした。真空でなく加圧でもやれるかなと思った次第です。


2015年8月17日月曜日

リテーナー

スクリュータイプはフィラーに溝がなく丸型で、ポケットの付いたリテーナーを使います。
今回は、グリップが小さい、ブランクが太い、ポケット付きリテーナー、とサイズがギリギリです。フィラーを細くしてみたり、リテーナーを薄くしてみたり、歩み寄りの結果、どうにか収まりそうです。

プロト493 <1oz

ストリッピングの取り付け前に重さを計ると 26.6g 、ストリッピングを乗せると 27.3g と 1gショートします。シートエンドにアルミのキャップを付ければちょうどになるかもしれません。あるいはこのままで <(lt)と書くか。
このロッド、グリップが超小さいので親指と人差し指はブランクにはみ出てしまいます。摘まむというか添える感じ。そうするとバットの柔らかさが直に伝わってきて、より繊細な感覚が味わえます。

標準的なグリップとの比較です。


2015年8月16日日曜日

スケルトングリップ

1mm間隔を変えるとコルク1個分ぐらい長さが違ってきます。

扁平5角 グリップ取り付け

センター穴をヤスリで成形して取り付けます。

プロトタイプ4ft9in#3 2pc 1oz

現状で25.5g、リールシートリング2個、ストリッピング、接着剤等 残り3g弱に収まるかどうか。

2015年8月15日土曜日

トラウトマンロッドストアへリンク

様々な仕様のバンブーロッドを販売しております。
トラウトマンロッドストアをご覧ください。

ダブルビルド②

ダブルビルドのスプリットです。これだけ持って曲げてみてもしっかりしていて、かなりの効果が期待できそうです。ただし手間が半端ないですね。ホローの比ではありません。

追記、ダブルビルドにはどんな良さがあるのかというご質問をいただきました。実は私も分かりません。私にはインプリの前段階という位置付けではあります。ホローとは逆の発想ですが、ただ強い、重い、というだけでない何かがあるような気がしてなりません。

ダブルビルド

今までやってみたことのないダブルビルド、実際どのくらいの違いがあるのか、テストピースで比較しています。
左から、軽い、ダブル、重め、の3本です。

表皮の下から内側に向かって黒っぽい部分が、段々白っぽくなっていきます。この白い部分は柔らかくスカスカでパワーはほとんどありません。

右の竹は黒い部分が多いものです。

中央は黒い部分を2枚エポキシで重ねています。

重さは左から、6.0  7.4  6.2 グラムと2枚重ねがやはり重くなりました。

曲げてみると、左右はそれほど違いがありませんが、2枚重ねはかなりの抵抗を感じます。明らかに硬く強いです。

これで件の703を作ったらどうでしょうね。

2015年8月14日金曜日

黒竹 ブランク

接着も終わり表面を研磨しました。
次はフェルールです。

真竹 ティップ修理③

塗装が終わりました。次はガイド取り付けです。

2015年8月13日木曜日

黒竹 仕上げ削り

昔作った黒竹ロッドと比べると今回の方が黒竹と呼べる色合いですね。接着後に表面を研磨すると、これよりは多少薄めになると思います。

真竹でつぬけ

真竹ロッドで2度目の釣行は、つ抜けでたいへん楽しかったとメールいただきました。
なにしろ暑い日々が続いて、皆さんの釣果の方も芳しくないと聞いていましたので、釣果うらやましい限りですね。ますます期待しております。
ありがとうございます。