今シーズン思い出の1枚、画像を送ってくださいました。
美しいイワナですね。見るのは静止画でも撮影されたご本人には、動画で思い浮かぶものですよね。この魚を釣るのにどんなドラマがあったのでしょうか。
いつもありがとうございます。
今シーズン思い出の1枚、画像を送ってくださいました。
美しいイワナですね。見るのは静止画でも撮影されたご本人には、動画で思い浮かぶものですよね。この魚を釣るのにどんなドラマがあったのでしょうか。
いつもありがとうございます。
フェルール根元を濃いグリーンから薄いグリーン交換です。
マルチピースのショートフェルールですので、いつもよりキツめに摺り合わせをしていたところ、2時間の釣りが終わって抜けなくて二人係りで抜いたとのことでした。
それでロッドを送っていただいたのですが、発送前にフェルール内部を掃除していただいたそうで、こちらでは固着はなく2日差したままにしても難なく抜けました。何が原因なのか分かりませんが、マルチピースは抜けなくなるとたいへん困る場合が多いので、もう少し緩めにしてお返ししてワックス併用で様子をみていただくことになりました。
初期の竹フェルールにはナイロン糸を主に使っていました。数年経ってくると糸の伸びと共にコーティングの剥がれが発生してきて緩くなり、そうするとキツくしようと強く差し込んで更に緩くなってしまいます。
最近では伸びの少ないPEラインを勘合部分全体に使って強度を出しています。
ナイロン糸を解いてPEに巻き直し再びコーティング、口金をご希望ですので端にスペースを開けています。
PEラインの白い色が透けてしまうので、上巻き糸は濃いめのブラウンが良いかなと思います。
強い力で抑えるように使った際、折れたり撓んだりなかなか強度が出ません。そこで最後の手段、ロッド用のフェルールをそのまま取り付けることにしました。ちょっと見た目が厳ついのと多少のメンテナンスを必要とするのは致し方ないのかもしれません。
それにしてもお箸というのは日頃から何気なく使っていますが、物凄い耐久性と耐水性、強度、安全性に至るまで強力なスペックからなっていることに気が付きました。ロッド製作にたいへん勉強になります。
僅かに黄色味が強くなってきたのでバット(上)だけやり直して塗料の色を濃いめにしてみたところ今度は良いようです。
画像では分かりづらいですが、光線の具合によってはティップの方が黄色っぽく見えます。ティップも同じようにやり直してみます。
フェルールの接着と塗装2回しました。
色はほとんど同じになりました。
スレッドを巻く幅を変えて二つのティップを区別できるようになっています。
もう一回塗り重ねれば良い感じです。
こちら側のフェルールがキツいので抜けたようです。
オービスのガイド外れの修理です。
インプリのためブランク表面がスベスベしており、スレッドがそのまま横移動してガイドが落ちてしまっています。他のスレッドも同様なのが見受けられますので、ガイドのスレッド全てをまき直して塗装します。
オービスのスネークガイドはフット部分を1/3程切ったように短くなっています。その理由はブランクの曲がりを妨げないことかと思っていました。今スレッドを巻いていてピンときたのは、おそらくインプリはこのようになることが分かっていて、フットと一緒に巻かない部分を多くすることでブランクとスレッドの密着を高めたのではないかと。
多分違うと思いますが、そのような理由を考えながら古のロッドを修理するのもおつなものです。
グデブロッドの#340goldを使い通常よりテンションを高くして巻いています。グテブは製造中止から随分経ちますが、このロッド用に2巻き仕入れていますので当分は大丈夫です。