ロッドビルディングとは関係のない趣味や生活上の様々な話題を題材にした
かげろう日記がスタートしました。
他愛もない内容になるかと思いますが、宜しくお願いします。
2012年12月30日日曜日
2012年12月29日土曜日
プロト 5角 684 竹フェルール スパイラルホロー
プロトタイプ 5角 684 竹フェルール スパイラルホロー
塗装とグリップ出来上がりました。パンプキングリップはショートロッドにも良く似合います。コルクのリールシートにはバックボーンを入れました。
ガイドの取り付けに入ります。
2012年12月26日水曜日
2012年12月24日月曜日
長めのショート
今年最後のプロトです。6ft8in#4でスパイラルホロー 竹フェルール 予定です。
長めのショートといったら変ですが、ショートとして、また通常の釣り、そしてショートのロングリーダー用、としてもお使いいただけるようなロッドを目指しています。
長めのショートといったら変ですが、ショートとして、また通常の釣り、そしてショートのロングリーダー用、としてもお使いいただけるようなロッドを目指しています。
2012年12月22日土曜日
アップをダウンに
プロト 774 竹フェルール
アクションは気に入っていただいたのですが、使い慣れたダウンロックリールシートの方が安心感があるということで、このように作り変えています。アップロックのリテーナーはそのままですので、アップにもダウンにも使用するリールの重さにあわせて使い分けができます。金具はニッケルシルバーをガンメタルに染めています。
2012年12月20日木曜日
オーダー 5角 734 セミホロー 竹フェルール オイルフィニッシュ 完成
オーダー 5角 734 セミホロー 竹フェルール オイルフィニッシュ
完成しました。
通常の4番よりバットを弱めにして、パワーよりもコントロール性を重視しています。
ホローと竹フェルールとオイルフィニッシュの組み合わせは、7ft3in から長いロッドに向いています。
完成しました。
通常の4番よりバットを弱めにして、パワーよりもコントロール性を重視しています。
ホローと竹フェルールとオイルフィニッシュの組み合わせは、7ft3in から長いロッドに向いています。
2012年12月14日金曜日
オーダー 5角 734 セミホロー 竹フェルール オイルフィニッシュ
オーダー 5角 734 セミホロー 竹フェルール オイルフィニッシュ
バットを若干弱めのオーダーで、ラインの乗りが手元で感じやすく、コントロール重視の設計です。
オイルの塗布が終わり、グリップ、ガイドの取り付けに入ります。
バットを若干弱めのオーダーで、ラインの乗りが手元で感じやすく、コントロール重視の設計です。
オイルの塗布が終わり、グリップ、ガイドの取り付けに入ります。
2012年12月12日水曜日
2012年12月7日金曜日
プロト774と734、塗装が終わってグリップとリールシート
プロトタイプ774と734、塗装が終わってグリップとリールシートを合わせてみました。どちらもフルウエルズですが734の方はなるべく細身にというご指示をいただいておりましたのでこのように、774は長さもあり主に遠投ということで、少し太めにしています。グリップの太さは、ロッドの長さと重さに比例するのが良いと思いますが、手のひらの大きさにはかなりの個人差がありますので、丁度良いかどうかの判断は釣り人にゆだねられるべきことでしょう。
2012年12月6日木曜日
2012年12月1日土曜日
2012年11月28日水曜日
2012年11月24日土曜日
アップロックとリング&リング
764 リールシートを合わせてみました。アップロックとリング&リングの両方使えるようにご指定です。小さなグリップにリールシートがあまり大きくならないように気を使いましたが、なんとかこのくらいなら良いのではないかと思います。これで接着して完成です。
塗料の乾燥具合をみて発送いたします。
2012年11月23日金曜日
オイルフィニッシュのロゴ入れ
オイルフィニッシュの場合はロゴを後から入れます。保護のために上からウレタン塗装をしますが、オイルですから塗料をはじいてしまいそうでしょ。ところが良く乾燥していれば綺麗になじみます。
このように一部分だけ塗装するような場合、私は爪楊枝を使います。筆で塗るより美しく仕上がります。
このように一部分だけ塗装するような場合、私は爪楊枝を使います。筆で塗るより美しく仕上がります。
2012年11月22日木曜日
ビッグワン
凄い画像を送ってくださったのは兵庫のH様です。いつもありがとうございます。
兵庫の神河C&Rでの釣果です。
以下抜粋です。
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落ち込みの所で掛けて、2回程ジャンプ
流れ出しから瀬に入られて下られそうになったんで強引に止めたら
764が文字通りに弓なりに…
ですが竿のパワーとティペットの強度を信じて…
素早く取り込みました。
竹フェルール、バッチリですよ(^^)
この竿は多分、海外のビッグトラウトにも大丈夫やと思います…
ちなみにティペットはゼロ8、推定5Xです…
兵庫の神河C&Rでの釣果です。
以下抜粋です。
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落ち込みの所で掛けて、2回程ジャンプ
流れ出しから瀬に入られて下られそうになったんで強引に止めたら
ですが竿のパワーとティペットの強度を信じて…
素早く取り込みました。
竹フェルール、バッチリですよ(^^)
この竿は多分、海外のビッグトラウトにも大丈夫やと思います…
ちなみにティペットはゼロ8、推定5Xです…
神河町のC&R区間の実力で、メンバー皆の努力の賜物です。
でも、簡単には釣れませんよ。
ちなみに実測で56センチありました
ちなみに実測で56センチありました
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5角 764 セミホロー 竹フェルール オイルフィニッシュをお使いです。
それにしても見事なプロポーション。こんな魚のいる川が九州からでも車で行ける範囲にあるなんて素晴らしいことですね。
この連休お出かけになってはいかがでしょうか。
この連休お出かけになってはいかがでしょうか。
レポートありがとうございました。
2012年11月19日月曜日
グリップとリールシートのバランス
764 グリップとリールシートのバランスを考えています。
アップロックにした場合は上、リング&リングは下になります。グリップはスーパーミニフルウエルズ
12cm、シートフィラーはフィンガーネイルをエンドギリギリに削ってなるべく短くなるようにしてみました。
これなら違和感なくリング&リングでいけそうですね。
2012年11月18日日曜日
荒尾川にて
青森にお住まいのS様よりメールいただきました。
いつもありがとうございます。
有名な荒尾川での釣果です。
以下メールより抜粋です。
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写真の魚は昨日の最大の44センチ。
7Xティペットに#22のミッジピューパだったので、相当ヒヤヒ
取り込みに少々時間はかかりましたが、竿をのされるようなことは
それから、このサイズと5分以上ファイトしても、竹フェルールに
この竿なら、尺イワナ、尺ヤマメぐらい楽に取り込めそうですね。
今シーズンの釣りはこれが最後ですので、来シーズン、良いイワナ
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5角 8ft#3/4 セミホロー 竹フェルール オイルフィニッシュをお使いですが、こういう開けた場所でのライズ狙いで、しかも細いティペット、極小フライ、これはまさにこのロッド製作に想定したシチュエーションです。ロッドがうまく機能したようで安心しました。
貴重な情報ありがとうございました。
2012年11月17日土曜日
784 グリップ ガイド取り付け
プロト 5角7ft8in#4 スパイラルホロー
グリップの取り付けとガイドの取り付けです。スレッドはクリアーをご希望でしたので、邪魔にならないように極細の茶のトリミングを入れました。透ける色でトリミングがないと何か落ち着かない感じがするのは私だけでしょうか。
グリップの取り付けとガイドの取り付けです。スレッドはクリアーをご希望でしたので、邪魔にならないように極細の茶のトリミングを入れました。透ける色でトリミングがないと何か落ち着かない感じがするのは私だけでしょうか。
2012年11月14日水曜日
オイルフィニッシュの方法でちょっと
オイルフィニッシュの方法でちょっと思いついたので、やってみたところかなり良い感じです。
これまでとにかく薄く薄く塗るというより拭いて回数で重ねていくやり方でした。というのは一時に
厚く塗って乾燥してしまうと、テカテカにツヤが出て吸い込みの多いところと、そうでもない所とで
まだらになってしまい、更にベタベタになって全然美しく仕上がらなかったからです。
ところが今回厚塗りで十分に吸い込ませてから乾燥させて、まだらになったところを再研磨してみたら、
綺麗な半ツヤが出てきました。薄く塗る方法の2週間分が数日で出来た感じです。1回目の乾燥前に
十分吸い込ませてから乾燥するので、一種のインプリグネーションとも言えますね。
表面にもう少しツヤを出したいので、ここからは薄く拭く方法で1週間くらい様子をみようと
思います。
これまでとにかく薄く薄く塗るというより拭いて回数で重ねていくやり方でした。というのは一時に
厚く塗って乾燥してしまうと、テカテカにツヤが出て吸い込みの多いところと、そうでもない所とで
まだらになってしまい、更にベタベタになって全然美しく仕上がらなかったからです。
ところが今回厚塗りで十分に吸い込ませてから乾燥させて、まだらになったところを再研磨してみたら、
綺麗な半ツヤが出てきました。薄く塗る方法の2週間分が数日で出来た感じです。1回目の乾燥前に
十分吸い込ませてから乾燥するので、一種のインプリグネーションとも言えますね。
表面にもう少しツヤを出したいので、ここからは薄く拭く方法で1週間くらい様子をみようと
思います。
2012年11月13日火曜日
プロトタイプ 7ft8in#4 スパイラルホロー メタルフェルール
プロトタイプ 7ft8in#4 スパイラルホロー メタルフェルール
本流のヤマメということで考えたスペックです。あまり持ち重りのしない程度になるべく長くして
ロッドのストロークを増やし、コンパクトなキャストで遠投が可能になる設計です。
本流のヤマメということで考えたスペックです。あまり持ち重りのしない程度になるべく長くして
ロッドのストロークを増やし、コンパクトなキャストで遠投が可能になる設計です。
2012年11月12日月曜日
オイル塗布中
プロト 764 オイル塗布中です。最初は吸い込みが多いのでベタベタに塗って表面が乾燥しないようにします。塗ってから数時間経つと節の部分のツヤがなくなってきますので、また塗ります。これを繰り返しますが、ホローですのでそんなに内部まで浸透させる必要はありません。程々にして拭きあげてから、それからは薄く薄く塗っていきます。
2012年11月11日日曜日
4番で本流ヤマメを釣りたい
久々にプロトのご提案をいただきました。4番で本流ヤマメを釣りたい、遠くへ投げても疲れない4番、そういうリクエストにお応えして、ティップがしっかりしていてバットがしなやか、力を入れなくてもバットを曲げやすくティップからミドルにかけての重さでラインを飛ばす、そんなロッドをスパイラルホローで試作中です。バットはリバーステーパーでバット中央より少しグリップ寄りにピークがあり、グリップに向かって僅かずつですが細くなっていきます。
スパイラルホローはホロー部分を斜めに削りますのでバリが出やすく、粗めのサンドペーパーで丁寧に擦り取ります。 このあと接着に入ります。
スパイラルホローはホロー部分を斜めに削りますのでバリが出やすく、粗めのサンドペーパーで丁寧に擦り取ります。 このあと接着に入ります。
2012年11月8日木曜日
2012年11月6日火曜日
セミホローとスパイラルホロー
ホローに関するお問合わせを時折いただきますのでご説明を。
接着前の竹片を表面を下にして平たく置いた状態です。
上はスパイラルホロー、下はセミホローです。セミホローは接着すると山の部分がピッタリと接合し前後の空間を閉ざしてしまいます。それに比べるとスパイラルホローは山の部分が対する側では谷になり、空間を閉ざすことがありません。これがスパイラルホローはフルホローの一種と言える理由です。
ブランクを曲げた場合、ブランクシャフトが潰れようとするのを一定間隔で妨げる部分があるのがセミホローであり、スパイラルホローでは純粋なフルホローほどではないにしろ、潰れることができます。この、潰れる⇔復元する、この力を利用し、さらにフルホローより強度を上げる方法として、スパイラルホローを考案しました。
こんな理屈云々より実際にロッドを振っていただくと、なんとも言えない感覚がお分かりいただけるのですが。
さて、これから下の画像の764 セミホローのブランク接着へと進みます。76ぐらいの長さになってくるとテーパーデザインでしなやかさはで出ます。ただできるだけ軽く作りたい時には、大胆に削り取れるセミホローを採用しています。
2012年11月4日日曜日
2012年11月3日土曜日
4pc 修理完了
4pc 竹フェルール修理完成しました。2-3日塗装の乾燥具合を見て発送いたします。
竹フェルールロッドをお持ちの皆様、またご検討中の皆様、竹フェルール部分の破損は全て無料で修理いたします。これは5角の竹フェルールという、ほとんど前例のないロッドがどのように振舞うのか、未知の部分がありますので、それをお客様に押付けないための措置であります。何卒ご了解願います。
竹フェルールロッドをお持ちの皆様、またご検討中の皆様、竹フェルール部分の破損は全て無料で修理いたします。これは5角の竹フェルールという、ほとんど前例のないロッドがどのように振舞うのか、未知の部分がありますので、それをお客様に押付けないための措置であります。何卒ご了解願います。
2012年11月1日木曜日
2012年10月30日火曜日
5角の箸
小学一年生の甥っ子がおりまして、そのうち否応なく受験戦争へと突入することになるんでしょな。それで今からこんなものを試作しております。5角=合格の箸。簡単そうで難しい急なテーパー加工、ミーリングマシンのみでどこまでできるか。釣りをするならもちろん竿を作ってやりますが、釣りが嫌いでも箸なら毎日使ってくれそうで、作る私としては楽しみなんです。
2012年10月28日日曜日
2012年10月27日土曜日
ファル友
お客様とのメールのやり取りで、自作ファールドリーダーの話題になり、お互いに交換しませんか、とお誘いしたところ快諾いただき、先日届いたのがこのファールドリーダー2本です。
左側がユニスレッド8/0 6.5ft 全体に細身で先端は本当に細く、このまま7Xティペットでもよさそうなくらいです。フェニックスラインの細い先端に丁度良かったです。
右側はティーボーを彷彿とさせる縞模様が素敵なリーダーです。先端にかけて緑から赤に変化していく様は目を楽しませてくれるだけでなく、インジケーターとしての機能も持ち合わせていますね。こちらは幾分太めで、レベルラインにこれまた丁度良く、配色もドンピシャリ。
偶然とは言え、こうピッタリとコーディネイトしていただけたのは、やはりどこか通じ合うものがあって、好みも似ているのだろうなぁと驚いてしまいました。
どちらもハーダニングまで済ませていただいて、グリスを効かせたらすぐに使えるようにとの心配りがとてもありがたいです。
大切に使わせていただきます。
ありがとうございました。
左側がユニスレッド8/0 6.5ft 全体に細身で先端は本当に細く、このまま7Xティペットでもよさそうなくらいです。フェニックスラインの細い先端に丁度良かったです。
右側はティーボーを彷彿とさせる縞模様が素敵なリーダーです。先端にかけて緑から赤に変化していく様は目を楽しませてくれるだけでなく、インジケーターとしての機能も持ち合わせていますね。こちらは幾分太めで、レベルラインにこれまた丁度良く、配色もドンピシャリ。
偶然とは言え、こうピッタリとコーディネイトしていただけたのは、やはりどこか通じ合うものがあって、好みも似ているのだろうなぁと驚いてしまいました。
どちらもハーダニングまで済ませていただいて、グリスを効かせたらすぐに使えるようにとの心配りがとてもありがたいです。
大切に使わせていただきます。
ありがとうございました。
2012年10月26日金曜日
2012年10月25日木曜日
竹フェルールなら
同じブランクシャフトに取り付け可能な竹フェルールとメタルフェルールです。
ハリキ製の14/64in 5.6ミリ はさすがに頑丈な作りで、重さが6.6グラムあります。同サイズの竹フェルールは2.6グラム、ブランクシャフトの切り方にもよりますが、中央1/3は空洞のままですのでその分を差し引くと2グラム程度になります。約3倍の重量差があるわけで、それらをうまく使い分けてロッドのアクションにアクセントを付け加えることができます。
ちなみに、トラウトマンロッドオリジナルのメタルフェルールは同じサイズで3.8グラムで軽さを意識して作っています。
ところで竹フェルールには巻き糸が重要と前に書きました。糸の種類、固めるエポキシの浸透具合、ごてごてせず仕上がりが美しいこと、いろいろ試してきましたが、なんとか納得の行くものが出来上がりそうです。
ハリキ製の14/64in 5.6ミリ はさすがに頑丈な作りで、重さが6.6グラムあります。同サイズの竹フェルールは2.6グラム、ブランクシャフトの切り方にもよりますが、中央1/3は空洞のままですのでその分を差し引くと2グラム程度になります。約3倍の重量差があるわけで、それらをうまく使い分けてロッドのアクションにアクセントを付け加えることができます。
ちなみに、トラウトマンロッドオリジナルのメタルフェルールは同じサイズで3.8グラムで軽さを意識して作っています。
ところで竹フェルールには巻き糸が重要と前に書きました。糸の種類、固めるエポキシの浸透具合、ごてごてせず仕上がりが美しいこと、いろいろ試してきましたが、なんとか納得の行くものが出来上がりそうです。
2012年10月24日水曜日
2012年10月22日月曜日
竹フェルールを
竹フェルール破壊テストです。このような映像をお見せするのはどうかとも思いましたが、竹フェルールは弱くないことを証明したくて、敢えて掲載しました。ツーピース用の竹フェルールでテスト用に適当な塗装ですみません。
通常釣りでここまで曲がることはありませんね。
限界近くでかなり抵抗を感じ、それ以上力を入れた時点からティップが極端に曲がり出し、ソリッドのブランクがバラバラに裂けてしまいました。外見では竹フェルールに変化は見られません。また、途中ピシリとも音が出ていないことから、竹フェルール内部へのダメージも無いのではないかと思われます。
2012年10月21日日曜日
竹フェルールとは
竹フェルールの角に白い線が入っているのがお分かりですか?これ割れているんです。角の部分の糸が切れて接着が剥がれています。
4pcロッドのいちばんバット側の竹フェルールになりますが、今回はじめての破損ということになりました。竹フェルールはサイズによって違いますが、1ミリ前後の厚さで作っています。1ミリの厚さのパイプ状の竹は繊維方向の負荷にはかなりの強度がありますが、繊維同士を裂くような力にはたいへん弱く、糸を巻く等の補強が必須になります。
余談ですが、和竿の玉口がそれにあたります。軽く良くできたヘラ竿の玉口は段差を少なくするために竹を紙のように薄く削り、撚りのない絹糸で巻いてから漆で固めて補強しています。
それと同じような事をフライロッドでやっているわけですが、ヘラ竿に比べてフライロッドは短くて硬く、ジョイント部分の負荷は相応に大きいと思います。
竹竿らしく美感も必要ですので、あまりゴテゴテさせたくないということもありまして、ケブラーやPEライン等の新素材というよりは、現在の絹糸1回巻きを2回あるいは3回に重ねて強度と美しさの両立を実現させたいと思います。
メタルフェルールでポキリと折れ曲がったのを見たことがありますが、やはり強度的にはメタルフェルールが勝っているでしょう。しかし、丈夫なメタルフェルールはそれなりに重く、それをささえるバット、そしてつりあいのとれたティップ・・・と全体が強くなる傾向にあり、日本の溪魚を釣るにはちょっとオーバーパワーという感じがします。対して竹フェルールは軽く、うまく作れば十分実用に耐えますし、独特の軽快感は他に類を見ないでしょう。
またロッドにオーバーパワーが加わった時、壊れるとしたら竹フェルール部分になるように強度を調節すれば、いわば過重のヒューズのような役割を持たせて、ブランクシャフトの破損を防ぐこともできます。特にホロービルドのロッドには必要なことだと思います。このような利点を考えて、ピッタリと合わせるのが非常に困難な竹フェルールを敢えて採用しています。
取り扱い方として、竹フェルール内部はテーパーになっていて、必要以上に強く差し込むと、糸に負荷をかけることになりますし、固着してもいけませんので、ガタつきのない適度にソフトに差し込んでください。
なおツーピースロッドには現在のところ破損の知らせはありません。万一破損しても無料修理いたしますのですくにお知らせください。
4pcロッドのいちばんバット側の竹フェルールになりますが、今回はじめての破損ということになりました。竹フェルールはサイズによって違いますが、1ミリ前後の厚さで作っています。1ミリの厚さのパイプ状の竹は繊維方向の負荷にはかなりの強度がありますが、繊維同士を裂くような力にはたいへん弱く、糸を巻く等の補強が必須になります。
余談ですが、和竿の玉口がそれにあたります。軽く良くできたヘラ竿の玉口は段差を少なくするために竹を紙のように薄く削り、撚りのない絹糸で巻いてから漆で固めて補強しています。
それと同じような事をフライロッドでやっているわけですが、ヘラ竿に比べてフライロッドは短くて硬く、ジョイント部分の負荷は相応に大きいと思います。
竹竿らしく美感も必要ですので、あまりゴテゴテさせたくないということもありまして、ケブラーやPEライン等の新素材というよりは、現在の絹糸1回巻きを2回あるいは3回に重ねて強度と美しさの両立を実現させたいと思います。
メタルフェルールでポキリと折れ曲がったのを見たことがありますが、やはり強度的にはメタルフェルールが勝っているでしょう。しかし、丈夫なメタルフェルールはそれなりに重く、それをささえるバット、そしてつりあいのとれたティップ・・・と全体が強くなる傾向にあり、日本の溪魚を釣るにはちょっとオーバーパワーという感じがします。対して竹フェルールは軽く、うまく作れば十分実用に耐えますし、独特の軽快感は他に類を見ないでしょう。
またロッドにオーバーパワーが加わった時、壊れるとしたら竹フェルール部分になるように強度を調節すれば、いわば過重のヒューズのような役割を持たせて、ブランクシャフトの破損を防ぐこともできます。特にホロービルドのロッドには必要なことだと思います。このような利点を考えて、ピッタリと合わせるのが非常に困難な竹フェルールを敢えて採用しています。
取り扱い方として、竹フェルール内部はテーパーになっていて、必要以上に強く差し込むと、糸に負荷をかけることになりますし、固着してもいけませんので、ガタつきのない適度にソフトに差し込んでください。
なおツーピースロッドには現在のところ破損の知らせはありません。万一破損しても無料修理いたしますのですくにお知らせください。
2012年10月20日土曜日
婚姻色のヒメマス
美しい婚姻色のヒメマス、東北のお客様よりメールをいただきました。10月よりヒメマスが解禁、このサイズが入れ掛かりだそうで、なんとも羨ましい。
バックの取れないポイントで8ft#3/4が活躍したそうです。セミホローでオイルフィニッシュ、竹フェルールとたいへん軽い仕様です。#4ライン、ロールキャストとスペイキャストのみで、半日30匹のヒメマスを掛けたそうですから、 もってこいの状況ですね。
8ftで#3/4 正直いって私はこういう状況を考えつきませんでした。
いろいろ試していただいてありがとうございます。
またのメールをお待ちしています。
バックの取れないポイントで8ft#3/4が活躍したそうです。セミホローでオイルフィニッシュ、竹フェルールとたいへん軽い仕様です。#4ライン、ロールキャストとスペイキャストのみで、半日30匹のヒメマスを掛けたそうですから、 もってこいの状況ですね。
8ftで#3/4 正直いって私はこういう状況を考えつきませんでした。
いろいろ試していただいてありがとうございます。
またのメールをお待ちしています。
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