バット寄りのツーセクションはウレタン塗装、ティップ寄りのスリーセクションはオイルフィニッシュ、とティップの重さに頼らない軽快な仕様になっています。
ウレタン塗装、オイルフィニッシュは仕上がりましたのでガイド取り付け、オイル部分の段巻きに入ります。
バット寄りのツーセクションはウレタン塗装、ティップ寄りのスリーセクションはオイルフィニッシュ、とティップの重さに頼らない軽快な仕様になっています。
ウレタン塗装、オイルフィニッシュは仕上がりましたのでガイド取り付け、オイル部分の段巻きに入ります。
最初は、沢山たまった竹片の切れ端で何か作れないか、というぐらいの気持ちでした。
ところがあるお客様からこんなのがあるよ、と教えていただいたのは、T&T の Sans Noeud (サンヌー)というロッドでした。その画像を送っていただいてちょっと興奮しましたね。濃く焼いた竹と薄いのとを交互にスプライスして、モダンともクラシックとも言えるアーティスティックな表情を醸し出しています。掲載できないのが残念です。
また違うメーカーのこんなサイトを見つけました。 http://www.wagnerrods.com/sans.html
ここまでのものは作れないにしろ、雰囲気ぐらいは真似ができるのではないか、ということで空いた時間に少しずつスプライスしています。
ずらし方で表情がかわりますね。
たいへん美しいイワナですが、ポーズも綺麗、スッと背筋が伸びて美しさを引き立てています。なかなかこういう具合にフレームに収まってくれないのは皆さんご承知の通りです。
何かコツがあるに違いありません。
O様 いつもありがとうございます。
昼間にワックス処理済み7本、ワックスなし7本、合計14本作りました。ボールペンの方もリーダーをお送りします。
ワックス済みは赤ミューシリンを擦り込んでいます。シルクラインをお使いの方は赤をお持ちでしょうが、そうでない方は緑でも、またフライ用のジェルやペーストタイプのフロータントをタップリと塗ってからお使いください。
ワックスなしの方は、染めたり、亜麻仁油等でハーダニングしたり、お好みに育てる過程もお楽しみいただけます。
これから明日の発送準備をします。
これから手掛けようとしているのがこうして繋いだ竹片を使って作るロッドです。
プロトのリクエストをいただきましたので、今回やってみることにしました。
強度は大丈夫か?とお考えでしょうが、ティップ修理の際、ブランクをスプライスで接着して軽く糸で巻いただけでも問題ないぐらいですから。
強度と言えば、スリースタックは折れやすいといわれているみたいですが、アメリカで販売されたロッドは大半がスリースタックでしょうね。折れる数が多いのは当たり前だと思います。ロッドは曲げるたびに疲労してゆき、決して元に戻りません。沢山ある節の1ヶ所が破断しただけで折れますので、くれぐれも、このロッドどこまで曲がるか、などとやってみないことです。限界まで曲げるとそのロッドの寿命のかなりの部分消費したことになると思います。それから、竹竿を持ち寄って試投会なんてのも、ロッドを大切にするならやめておいた方が無難です。
ウレタン塗装が終わりました。
色白のブランクもいいですね。濃い焼き色が殆どなので新鮮な気持ちです。
節はスリースタック、色白のブランクにはコレが似合います。というか、コレじゃぁないといけないって思うのは私だけでしょうかねぇ。
次はグリップ、ガイド取り付けと進みます。
バットと2番は段巻きを入れてからウレタン塗装、その方がきれいに仕上がります。後に細かい飾り巻きも入りますが、オリーブ色が基調の落ち着いた雰囲気になります。30センチのメジャー巻きも見えますか?
ティップ寄りの3セクションはオイルの塗布を始めました。こちらの方は後で段巻きです。
割れ止め保護にスレッドを巻いてエポキシでコーティングしました。ディファレントセクションは濃いグリーンで色違いにしています。この割れ止めですが、繋ぐとき、糸巻き部分が互いに重なり合わないように位置を決めてから巻く必要があります。文書にすると複雑そうですが、糸の厚みが引っ掛かりになって位置を決めやすく、テープで巻くのが簡単です。
さてこのロッド、バットと次のミドルはウレタン塗装、その先はオイルフィニッシュと塗装が特殊、しかも1インチ間隔の段巻きとアロナースプリングクリークのような飾り巻きが入ります。段取りを間違えないようにしないといけません。
ご応募していただいたのは
セイブー様
コガネムシ様
広島のT様
岡山のN様
のんべえ様
rindai様
ラーメン屋様
以上7名の方々です。
俺もメール送ったけど載ってねえぞ、という方はご連絡くださいね。
まずはファールドリーダー5名様、そして2名様のボールペンはお昼頃抽選させていただきます。合計7名様ピッタリです。
ボールペンは塗装が終わって、様子を見ていたら、なんとディスクリプションのエラーに気づきました。
4面全てに何か書こうと無理に考えたのが裏目に出た、まぁアホだっただけですが。再塗装の気力がないのですみませんがこのままにさせてください。どこがエラーかは当たった方だけがわかります。いやこの画像でもわかりますねぇ。カッコ悪。
テープだらけになっていますが、5ピースの調整を昨日からやっています。
最初ティップの下、ヘラ竿でいう穂持ちが心持ち弱めでキャスティングが神経質でした。そこで太めの穂持ちを作りテストしてみたところ今度はティップが、そんなこんなで結局太めのティップも作りやっとバランスがとれてキャスティングも素直になりました。
細い方も面白いのでこのまま生かして、5ピース、ディファレントティップセクション付き、ということで落ち着きそうです。
それはそうと、クイズの締め切りが今日の深夜になりました。今のところ”もれなくファールドリーダーは当たる”ぐらいの応募数です。確率高いのでまだの方はどうぞご応募ください。というかもれなくファールドリーダー、ボールペンは抽選ということにしようかと思っています。
スプライス部分を削って繋いでみました。
ストレートテーパーの柔軟さと4角の粘り腰がうまくマッチしていて、#3のショートとしてなかなか良い具合です。マルチピースにありがちな重量感は全く無く、正にワンピース感覚。
スプライスは4ヶ所のうち細い方は、ビニールテープよりもう少し薄いテープの方が巻きやすいかもしれません。ホームセンターで探してみましょう。
次はガイドを取り付けてキャストしてみます。
なんとか形になりました。上の6角は18年前、竹竿作りを始めた頃に真竹で作りました。ペンなので火入れもしなかったと記憶しています。インクの交換ができますので、いつまでも使えます。
さて、これからロゴを書いて、ウレタン塗装をしようかと思います。飾り巻きを入れようか考えています。
ついでに拡大画像を撮りました。真竹とトンキン竹の繊維の違いがよくわかりますね。
やっと削り終えました。節がないので楽かなと簡単に考えていたのですが、短いのを沢山削るのは時間と気力が必要ですね。
5ピースをスプライスジョイントで繋ぐのはたいへんかもしれませんが、それを楽しみの一つと考えるとなかなか味のあるロッドといえます。
お問い合わせをいただいておりますが、このロッドは予約済みになっております。
リールシートも出来上がりました。これで完成ですが、オイルフィニッシュは文字入れが一番最後になります。文字を入れて上からウレタン塗装をして乾燥したら全て完成になります。週末から来週初めには発送いたします。
東京のK様いつもありがとうございます。
以下抜粋です。
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今日は午後には山からおりて来ました
釣の方はサイズは余り大きく有りませんが(23cm~27cm)
のヤマト岩魚が沢山釣れ大変楽しい釣でした。
ロットの方ですが
大変扱いやすいロッドでした
やはり横ブレの少ない扱いやすいロッドです
15フイート以上のリーダーも苦になりんませんでした
釣をしていてロッドの事が気にならない所が一番気に入りました。
それと気に入っているリールが付けられるリールシートが良いですね!
写真沢山撮って来ましたが
良さそうな物を送ります
沢は2000m以上の場所です
上はまだ雪渓が少し残っていました
(花はタカネビランジです)
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お使いのロッドは4角633竹フェルールです。ショートロッドの4角は独特のフィーリングでクセがなく扱いやすいと思います。
それにしてもいつも凄い所へ行かれますね。ほんと脱帽です。
清楚という言葉がピッタリの花、タカネビランジは初めてみました。こういう楽しみもありますね。
ありがとうございました。
薄い色のブランクがお好みということで、上の濃いめと比べるとこれだけ違います。色は白っぽくても、薄い煙りが出るまで火入れしています。
6角はプレーニングフォームに乗せた時、竹が安定しているので削りやすく、接着後グルーラインが全く出ません。5角、4角もこうあって欲しいものです。