トラウトマンロッドではこれまで、どちらかというと柔らかめのセミパラボリックアクションのロッドを多く製作してきました。
しかし、真竹ロッドを始めるにあたりこれまでのセミパラボリックとは違うテイストのロッドにしようと。
バットのしっかりとしたティップアクションにしてみたらどうなるか。そのひとつの答えがこのロッドです。思ったより張りが出てビックリしました。#4でフルラインが簡単にでます。しかし重い硬いイメージではなく、しなやかさがあるんですね。優しく振りたくなるのは、真竹の持つ性質かもしれません。タフなレインボーロッドというよりは、渓流のヤマメ、イワナにふさわしい感じです。
前作のスローアクションとこのファストアクション、どちらもしなやかな優しさが感じられる、そんな和の心を持ったロッドにしたいと思います。
題の「竹虎」はトラウトマンロッドの真竹シリーズで使うブランド名で、漢字表記になります。3年前からいつか使おうと温めていました。トラウトマンロッドのトラ、そして私は寅年なもので。
今後とも宜しくお願い致します。