2014年2月28日金曜日

4角用メタルフェルール

4角ロッドには通常のフェルールでも問題ありませんが、4角に成形したフェルールも魅力的ではあります。内部の構造が通常とは違い、外にテーパーを付けるのではなく、内側にテーパーを付けて竹となだらかに繋がります。

2014年2月26日水曜日

ショートロッド2竿

四角693 2pc   四角663/4  3pc   同じ真竹から作られたロッドです。兄弟なのに性格が違う、人間味を感じます。

6角 773 フェルール取り付け

長めの7ft7inに裁断して、ショートタイプのフェルール取り付け終わりました。次は塗装です。

2014年2月25日火曜日

2014年2月24日月曜日

四角竹虎683 2pc 仕上げ削り終わり

仕上げ削りが終わりました。接着に入ります。

2014年2月23日日曜日

フラット3

扁平ロッドをご希望の方がいらっしゃいまして、打ち合わせをしました。竹フェルール仕様がお好みとのことで、さてどうするか考えております。

扁平のままの形で竹フェルールにするか、フェルールの部分のみは通常の5角形にするか。前者は勘合と強度の問題が、後者は竹フェルールは問題ないが5角から扁平へと連続的に変化させる方法、どちらにせよ未だ前歴はないわけで、難しいのは当たり前ですね。頭の中は5角形だの3角形だのでいっぱいになっております。扁平の竹フェルールは普通に考えつきそうなので、どちらかと言うと連続的変化の方に傾きつつあります。

しかし、これがうまく作れれば、例えば4角から5角に連続的に変化するなんてことも可能になってくると思います。そんなもの作ってなんになるんだ?という見方もありますが、作って見なきゃ分からない、まずは作ってから、、大きなことを書いて作れなかったら恥ずかしいですが。

2014年2月22日土曜日

フラット2

こないだの、どこが扁平だ?と言われてしまいましたのでバージョン2を。

しかし、こんな複雑怪奇なの作っても需要はないでしょうから、プロト1竿限りとは思いますが。

もし、興味のある方がいらっしゃいましたらお早めにお願い致します。

2014年2月21日金曜日

プレートタイプ

昔のハーディーなどでこういったタイプのリールシート金具を見かけます。錨で止めているので角度が少し変化でき、リールフットのサイズに順応性があります。プレートを凝ったデザインにしたりできますし、たいへん面白そうです。また、錨を抜くとプレートやリングの交換も簡単にできるので、フットの大きなアンティークリールがお好きな方に良いのではないかと思います。

2014年2月19日水曜日

フラット

扁平になっているのがお分かりでしょうか?まずはテストピースから。頭の中で考えた方法を形にしてみました。
扁平率が少ないので普通の5角に見えてしまいますね。

早くロッドに仕立ててアクションとブレ具合をみてみたいものです。

2014年2月18日火曜日

ショート焼き上がり

ちょうど良い加減に焼き上がりました。

2014年2月16日日曜日

ショートロッド2竿 荒削り終わり

荒削りが終わり火入れ前です。真竹は強くは焼かずにうっすらと狐色を目指します。

フラットペンタ

私はロッドをひとつの振動体だと考えています。ピアノの弦の条件として真円で均一でなければならないとあるのですが、ピアノの場合は出来るだけ長く振動を継続させるのが目的です。弦に錆びや付着物、捻れがありますと「ボン」と鳴るだけで余韻が全くなくなったりします。

これとは逆にフライロッドの場合は最初の1振動だけが必要で、後に続く余計な振動はない方が良いのです。先人たちは色々な方法で余分な振動を押さえようとしました。フェルールの位置(ワンアンドハーフ、スリーピース)、テーパーの不均一化(コンパウンドテーパー)、断面形状(4角、5角)、ブランクを捻るスパイラルロッドなどなど。

私は4角ロッドを作って、振動が殆ど残らないことに気づきました。ラインがきれいに伸びるのです。これは真円から遠くなったからではないか、こう考え始めるとひとつの欲求が湧き上がってきました。扁平ロッド、しかも5角で、いまのところ世界で一人やっている方がいらっしゃいます。スケートでいえば4回転(スポーツ選手の努力はロッド製作なんかとは比較になりませんよね)の難易度かもしれませんがやってみる価値はありそうです。

2014年2月14日金曜日

6角7ft2in#4 スパイラルホロー セミパラボリック 完成

本体完成しました。残るはケースです。

2014年2月13日木曜日

ショートロッド2竿

真竹のquad ショートロッドの製作開始です。

真竹そのもののお問い合わせをこれまで数件いただきました。みなさん入手が難しいそうです。私もその中の一人ですが、これだけ質の良いものを見つけられたのはとてもラッキーでした。

真竹の産地大分といっても不思議なことに問屋に真竹はありません。あったとしても京都から取り寄せ、しかも話から察するに細くて若い竹のようで、「真竹は置いていますか?」「今はないけどどんなのがいるの?」「太いのがいいんですけど」「何に使うの」「釣竿を作るんですが」「釣竿なら細いんじゃないの」「いえいえ、割って作るんです」「割って?」大抵ここまでで話は終わります。

ところが、やっと見つけだしたところは電話で「真竹ありますか?」一言「あるよ」これだけでした。ごちゃごちゃ言わないのがなんとも嬉しくて。「すぐ行きます」飛んで行きました。

ゴーという音を立てながら釜の前で竹をのばしているお爺さん。ズラッと青く細い竹が並ぶ中、奥の方に黄色く太いのが見えました。「これ、良く見せてください。」仕事の手を休めて、すぐに束をバラしてくれました。

一目見て、「これはいい、これください。」「割れが入っちょるけどいいんかえ?」「これが
いいんです」
物差しと鋸をお借りして切りそろえ、軽乗用車に目一杯乗せて帰りました。ほんの15分ぐらいの出来事でしたが、夢のようなひとときでした。

2014年2月9日日曜日

6角 724 セミパラボリック グリップ

小さめのシガーグリップです。ガイドの取り付けに入ります。

5角 825 スリーピース パラボリック

リールシートまわりの仮合わせです。もうじき完成です。

2014年2月7日金曜日

竹虎七〇三印籠継 完成

ケース出来次第発送いたします。

2014年2月6日木曜日

5角 805+2  セミホロー スリーピース 2tip

グリップの仮合わせです。少し太めのブランディンタイプを合わせたらそれほど持ち重りが
しなくなりました。リールシートもスパニッシュシダーとアルミリングで少しでも軽い実用的なロッドを目指します。

6角 724 スパイラルホロー 塗装終わり

塗装が終わりました。グリップ、ガイド取り付けに入ります。

2014年2月5日水曜日

qp キューピー

久々のプロトです。

だいぶ以前から作りたかったロッドがやっと形になってきました。
quad and penta 略して qp   ,なんかヤクルトにこんなのあるような。
4角のバットと5角のティップからなるロッドです。
昔、師匠がウジニッキ、ブランディン両氏の工房を訪ねた際、お二人の合作による4ー5角ロッドがあったという話を聞いて、いつか作ってみたいと常々思っていました。

このところ4角は作っていなかったので、今月4角を数竿作るにあたり小手調べにバットを製作しました。フェルールが出来れば先月作った5角ティップと合わせられます。アクションは私なりに考えたセミパラボリック、さてどうなりますか。

2014年2月4日火曜日

805+2 塗装終わり

+2 というのはファイティングバットの2インチ分です。色々考えましたがダウンロックのキャップに被せる形で短い2インチの固定式ファイティングバット仕様でいこうかと思います。ロッドの重量を肘で支えて手首の疲労を軽減するのにも役立ちます。

竹虎七〇三 グリップ、ガイド取り付け終わり

残すところリールシートのみになりました。

2014年2月3日月曜日

乾燥庫満員

ブランクの塗装、スレッドの塗装、いつもならブッキングしないように工程を考えるのですが
、この時期だけは小さな乾燥庫が満員になります。ピアノ用のヒーターを入れっぱなしにしています。

2014年2月1日土曜日

竹虎七〇三 グリップ

細身のパンプキングリップです。グリップとコルクのリールシートは別々に作り、一旦位置を合わせてから取り外しバックボーンとフットの加工をしてから再度取り付け、最後に段差がないようになじませます。

さて、今日から解禁のところもあるようです。昨日からストーブがいらないぐらい暖かくなってきて、もうライズもやってるのではないでしょうか。楽しみですね。