2012年7月12日木曜日

プロト 5角 753 と 664 竹フェルール接着

プロトタイプ 5角 753 と 664 共に竹フェルール接着終わりました。今回竹フェルールの接着剤を変更しようとしてうまく行かず、結局前と同じ水性イソシアネート系接着剤を使いました。

最初ブランクに使用している第二世代構造用エポキシを使ってみたのですが、接着した後フェルール内部に微量に着いたエポキシを落としきれず、接着後にうまく勘合しないということが分かりました。2本とも失敗したので作り直しとなりましたが、やってみなくちゃ分からない精神で、今後も試作したいと思います。

水性イソシアネート系接着剤は性能としては良いわけですが、なんといっても作業がせわし過ぎる、時間との勝負的なところがあってどうも私には合わないのです。竹に薄く丁寧に塗布してから張り合わせて、何度も曲がり具合を矯正したいのですが、そんな悠長なことをしていると接着不良になってしまう。 長さの短い竹フェルールの接着なら時間の余裕が持てるので問題はありません。

硬化開始時間が長くしかも強力、耐水性、耐熱性、耐久性に優れている接着剤を探していたら、第二世代構造用エポキシに行き当たりました。そしてさらに可とう性(flexibility)という釣り竿にとって好都合な性質まで持っていたのです。まぁ値段が高いことはこの際目をつぶりましょう。

というわけでもうちょっとで完成しそうです。